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自分で作ったアクセサリーを販売してみたいのだけど、なんの知識もなくハンドメイドアクセサリーを販売するのは心配。
この記事では、ハンドメイドアクセサリーを委託販売していみたい方にむけて、現役ハンドメイド作家が販売委託方法や、金額について解説していきます。
アクセサリーに限らず、ハンドメイド作品全般の委託販売でもほぼ同じなので、参考にしていただけると幸いです。
この記事を執筆しました絃永(イトエ)といいます。ハンドメイドアクセサリー作家で委託販売歴は2年です。
- 委託販売とは。
- 主な委託販売ショップの種類。
- ハンドメイドアクセサリーを委託販売する時にかかる費用。
- ハンドメイドアクセサリーを委託販売する時の注意点。
ハンドメイドアクセサリーの販売委託方法や、委託料金をざっくりまとめると。
- 委託販売とは、作品を自分の代わりに販売してもらう販売方法のことです。
- 販売委託方法には、大きく分けて実店舗販売とオンライン販売店舗があります。
- 実店舗販売店の中には、オンライン販売も兼ねてくれる店舗もあります。
- 委託販売は基本料金と販売手数料の料金がかかり、基本料金は0円〜5000円程度、販売手数料は、販売した作品価格の10%〜50%程度です。
- 金額に開きがあるのは、ショップの場所や保管数、展示場所など様々な要因によって金額が変わる為です。
- 注意点は、委託販売店は様々ですので、自分にあった販売店を探さないと失敗してしまう点です。
それでは、掘り下げて説明していきますね!
販売委託とは?
「販売委託」とは、あなたが作ったハンドメイドアクセサリーをネットショップや店舗に依頼して自分の代わりに販売してもらう方法です。
販売してくれたショップに売り上げの一部(販売手数料)を渡すだけなので、自分のお店を持たずにアクセサリーを販売できます。
オンラインショップだと、画像の準備や説明文などの手間がかかります。
その点、委託販売は販売までにかかる手間を省けるのでおすすめです。
主な販売委託可能なショップ4選とメリット・デメリット
Amazonや楽天市場などのネットショッピングサイトのメリットは市場が広いこと
委託販売可能ショップの1選目は、Amazonや楽天市場など、全国的に知名度があるネットショッピングサイトに販売を委託する方法です。
メリット
- アカウントを作って必要な手続きを済ませるだけで、誰もが知っている大手ネットショッピングサイトでハンドメイド品を販売できる。
- ノウハウのある代行業社が間に入るので、知識がなくてもそれなりのレベルで出品が可能。
デメリット
- 競争相手がプロのショップ群なので、作品のレベルが問われる。
- とにかく費用がかかる。
大手のネットショップは知名度があり、より利益を出せるように支援してくれるサービスが充実しています。
その一方、販売手数料が高くなるケースが多いです。
大手のネットショップで委託販売をする際は、代行業社に委託をします。
(代行業社を通さず、個人での出品も可能です。ざっくり説明すると、手数料は2万円前後かかり、作品の写真撮りなど全ての作業を自分ですることになります)
今回は委託で販売をするとして解説しています。
代行業社さんのサイトによると、作品1つずつに出品手数料がかかり、さらに出品費用と顧客対応費などもかかります。
結論としては、大手ネットショップでの委託販売は予算が潤沢にある方や、沢山売りたい方向けの委託販売方法だと言えるでしょう。
店舗委託販売のメリットは売れる楽しみを早めに味わえる可能性があること
委託販売可能ショップの2選目は個人販売している店舗や、ショッピングモールなどにある店舗に販売を委託する方法です。
メリット
- 自分でオンライン販売を行うよりも、早く結果が出るので励みになる。
- お客様に寄り添った作品づくりの勉強になる。
- 同じ系統のアクセサリーが好きなターゲット層を狙いやすい。
デメリット
- 店舗のある場所や利用客数、客層を見誤ると全く売れない。
美容院やサロンを訪れるとレジ横でハンドメイド品が販売されていることがあります。
そして、大きなショッピングモールでは週末に、マルシェイベントが行われていることがあります。
委託販売可能ショップの2選目は、こういった店舗に作品を委託する方法です。
個人出店の方法もありますが、今回は売主さんに作品を委託して販売する方法を対象としました。
店舗に委託する方法には短期型と長期型があります。
短期型は主にイベントに出店する売主さんに作品を委託する方法、長期型は店舗を所有しているオーナーさんに作品を委託する方法です。
短期型は委託価格が割高ですが、瞬発力があります。
長期型は委託価格が月単位であることが多く、顧客に作品をじっくり見て購入してもらうのに向いています。
店舗型の委託販売の中でも、最近ではハンドメイド品のレンタルボックスショップなどが増えてきています。
次では、レンタルボックスの委託販売について詳しく書いていきます。
レンタルボックスの委託販売のメリットは、ハンドメイド好きな方が多く集まるので販売のチャンスが広がること
ここからは、レンタルボックスについて説明します。
私も店舗型のレンタルボックスに、ハンドメイドアクセサリーの委託販売をお願いしたことがあります。
メリット
- 自分でオンライン販売を行うよりも、結果が早く出やすい。
- 作品作りの勉強になる。
- 飛び込みのお客様が多いので、作品を見てもらえるチャンスが増える。
デメリット
- お客様に寄り添った作品づくりをしないと、全く売れない。
店舗型のレンタルボックスは、自分でオンライン販売を行うよりも、結果が早く出やすいです。
お客様に寄り添った作品づくりをしないと、全く売れないので、作品作りの勉強にもなります。
実店舗のあるショップに委託販売をする際に気をつけるのは、店舗のある場所や利用客数、客層などです。
店舗との相性も重要です。
自分の作品がその店舗に合ってかいるか、実店舗の立地場所が自分のターゲット層がいる場所であるのかをよく確認しましょう。
web委託販売のメリットは実店舗委託よりも手数料が少なめなこと
委託販売可能ショップ3選目は、最近Instagramなどでよく見かけるのが、web限定の委託販売です。
業者さんは店舗を持たず、預かった作品をライブ販売や、オンラインショップなどで販売してくれます。
メリット
- 店舗委託よりも若干利用料金が安い。
- 自分の作品の魅せ方を勉強することが出来る。
デメリット
- 集客力がある業者さんでないと、販売に繋がらない。
web販売店舗に委託すると、実店舗を所有している販売店に委託するよりも利用料金が若干安いです。
並行してライブ配信で販売している店舗さんも多く、その場合は委託作家さん同士での売り買いが多いように見受けられます。
ジャンルがバラけていると、自分の作品が他ジャンルの作家さんに購入してもらえるチャンスもあります。
集まっている作家さんが自分の趣味と似ている場合には販売のチャンスがあります。
さらに、カリスマ配信者がいるショップは、飛ぶように作品が売れていきます。
ただし、人気店舗は委託の競争率が激しく、高いクオリティと独創性が必要となります。
デメリットとしては、集客力がある業者さんでないと、販売に繋がらないところですね。
実店舗とweb販売を同時に行なっているショップさんも多く見かけます。
販売委託にかかる費用
この記事では、委託販売初心者にお勧めの『レンタルボックスでの販売委託』について詳しく書いていきます。
基本料金は、500円〜5000円程度と様々
レンタルボックス販売では、カラーボックスサイズの箱が積まれて、各ボックスごとに作家さんが作品を並べる形式が多いです。
ボックス料金は、500円〜5000円程度と様々です。
金額はボックスサイズやボックスのある位置によって違ってきます。
500円〜2000円のボックスは、最下段や、最上段の目線の上のほうにボックスがあることが多いです。
最下段や最上段だと、お客様の目に留まることが少なく、販売のチャンスを逃すこともあります。
3000円以上のボックスだと、お客様の目の高さに作品がくることが多いので、手に取ってもらいやすいです。
私はデパートでの菓子販売歴が20年ですが、私の経験からも、売りたいものはお客様の目線上に幅広く置くことが鉄則です。なので、中段のボックス代金が高いのは当然だと思います。
ボックス代金は、店舗の1日の入店客数や立地場所など、様々な要因で変わってきます。
500円〜5000円というのは、おおよその目安ですので、詳しくは各店舗さんに聞くのが望ましいです。
ちなみに、私の知っている店舗で1箇所だけ基本料金の設定がない店舗があります。
販売手数料などは公表されていないので、もし委託してみて良かったら、紹介しようと思います。
販売手数料は販売価格の20%〜60%
販売を委託するためにはショップと契約をする必要があり、その際に「販売手数料」がどれくらい必要なのかを提案されます。
ショップによって金額は違いますが、一般的な相場は20~60%です。
例えば、販売委託した作品が1万円で売れた場合、代わりに販売してくれたショップに2,000〜6,000円の手数料を納める必要がある、ということです。
これは基本料金とは別にかかってくる料金です。
販売委託でハンドメイドアクセサリーを販売をしてみよう!
委託販売をする際の契約から納品、そして売り上げ入金までの流れを私の経験を踏まえて説明します。
東京の委託先に1年間委託した時の流れです。
店舗によって若干やり方が変わりますので、詳しくは希望店舗に問い合わせましょう!
委託先に委託の意思を伝える
Instagramや、webページから自分の作品に合いそうなショップを見つけます。
見つけたショップが委託販売を募集しているかどうかを確認した後、指定された連絡方法で委託販売希望の旨を伝えます。
作品の画像を求められたり、コンセプトや作品のジャンルを尋ねられることもあります。
委託可能となったら、契約書を交わし、作品納品の準備を始めます。
作品を作って納品準備をする
作品が出来上がったら、他の作品と混ざらないように、ショップタグや価格シールをつけます。
私はアクセサリーだったので、台紙に価格シールを貼りました。
ショップ様側が売り上げ管理のため外すことも考えて、剥がせるタイプのシールを貼りました。
↓私の使っていたシールです、良かったら参考にしてください。
【ゆうパケット配送対象】エーワン ラベルシール[プリンタ兼用] キレイにはがせるタイプ マット紙・ホワイト A4判 95面 四辺余白付 角丸 31171(ポスト投函 追跡ありメール便) 価格:590円 |
透明のopp袋に入れて販売するショップもあります。
opp袋とは、透明のビニール製の袋です。様々なサイズがあり、100均などでも販売されています。
ショップのインスタグラムなどで、他の作家さんがopp袋に入れているかどうか確認しましょう。
わからない場合は、ショップさんに直接尋ねましょう!
納品書を書く
納品書は複写式が便利です。
納品先にお渡しする分と、自分の控えがあればベストで、100均などに売っているもので十分です。
パソコンなどで作れるなら作っても良いです。
可愛いテンプレートのダウンロードサイトもあります。
↓私が使ったことがあるテンプレートのサイトです。
作品を納品する
納品方法には持ち込み納品と、配送納品があります。
配送納品は、遠方に委託先がある場合に便利です。
ショップによっては配送納品不可の場合もありますので、最初の説明を受ける時によく確認しましょう。
- 事前に登録しておくとポスト投函可能で、郵便追跡ができる、郵便局のサービスです。
- サイズ規定は長辺34cm以下、短辺25cm以下、厚さ3cm以下、重量1kg以下です。
- 専用の宛名シールを印刷して貼り付けないといけません。
↓クリックポストやり方はこちらを参考にしてください。
おまけ・配送納品をする際の梱包方法(クリックポストでアクセサリーを送る場合)
- エアパッキン(プチプチ)と、配送用の段ボール、opp袋を準備します。(ネットや100均で購入できます)
- opp袋に作品をいれ、プチプチに包んで箱に入れます。
- 全て入れたら、箱を蓋をしっかりと閉じます。
- 閉じた部分にテープを貼ります。(テープを貼らないと運搬途中で何かしらの負荷かかった時に開いてしまうので、必ずテープ止めしましょう)
- 箱の表にクリックポストの宛名シールを貼ります。(水濡れ防止の為、箱をopp袋に入れるとさらに良いです。箱をopp袋に入れる際は、宛名シールはopp袋の上り貼ります)
- 発送後に委託先にクリックポスト追跡番号を連絡します。
売れ行きを確認する
作品が到着してしばらく待ってから、店舗に顔を出して売れ行きを聞き取ります。
納品した委託先に顔を出すことで、営業活動にもなるので積極的に行いましょう。
遠方納品の際は、メールなどで連絡をとります。先方の都合もあるので迷惑にならないようにしましょう。
店舗によっては売上確認を頻繁にできない事もあります。
可能かどうかは委託前によく確認しましょう。
入金金額を確認する
売り上げの締め日が月に一回ほどある店舗が多いです。
入金日や入金方法は様々なので、契約書を取り交わした際に、よく確認しておきましょう。
店舗によっては、入金の申請を所定の期日までに行わなければならない事もあります。
入金金額は、売り上げ額から販売手数料を引いた金額ですであることが多いです。
振り込み手数料も作家負担の店舗が多いです。
追加納品をする
売れた作品分、補充の作品を発送します。
季節やイベントに合わせた作品を発送すると、お客様の目にとまりやすいでしょう。
季節が変わると売れるものが違ってくるので、最低2カ月に一度は作品の入れ替えをしていました。
委託販売は基本使用料と販売手数料を惜しまなければ、売れる楽しみがある販売方法です
ネットショッピングが当たり前になったことで、現在ではハンドメイドアクセサリーの販売に特化したサイトが数多くあります。
アクセサリーは女性にとって自分を美しく魅せるための必須アイテムなので、あなただけの色が出せるハンドメイドアクセサリーはとても需要があります。
まずは一歩踏み出して、販売委託であなたのハンドメイドアクセサリーを販売してみましょう!